なりたい自分を引き出す『しゃべらないカウンセリング』でお客さまの本音を聴き出して売り上げアップ!
単行本『しゃべらないカウンセリング』と、ニーズ診断アプリ『Impression』を使って成果を上げている美容師さん、サロンを紹介するシリーズです。
今回は、東京都多摩市のビューテサロン トレボー永山店 店長・坂本弘子さんにお話を聞きました。
インプレッション カウンセリング前
お客さまの悩みや要望がよくわかるようになったので、メニューの選択とおすすめがしやすくなりました。その他のメニューの要素も多少重なっているのですが、確実に客単価は30%くらいアップしています。
初めてカウンセリングを受けるお客さまは、恥ずかしいとかビックリされる方がいましたが、「こんなことをされるのは初めて」「こんなことを聞いてくれるんだ」と言って、目を輝かせていました。カウンセリングの結果とヘアスタイルの仕上がりを見て、なぜこんなことをするのか理由がわかったと言ってくれます。これまでは、どんなイメージになりたいのかと聞いてくれる美容師さんがいなくて、「今日はこういうふうにしたいんです」と言うと、「はい、わかりました」と言ってスタイルをつくってくれるんですが、出来上がったヘアスタイルに何か違和感を感じていたそうです。
1つひとつのワードに対して、丸みがある、シャープな感じなどの形の要素と、ヘアカラーでは、トーンや色味などをあらかじめ決めています。それらの要素を組み合わせてヘアスタイルを提案しています。それほどはっきりと決めているわけではないですが、単行本の中でも紹介している線が与える印象などを、ヘアスタイルをつくるときの参考にしています。
ウチのお店では「デザインナビ」というコンテストを年に2回やっています。コンテストはスタイリスト全員が参加します。アシスタントも参加できますが、主にメイクなどで協力してくれます。これを行ったことでセンスや技術が磨かれてきました。これからも続けていくことが大事だと思っています。
下のシートは1次審査のときに提出するシートです。1次審査を通過できるのは10人くらいです。2次審査では、取引先のディーラーさんやメーカーさんを招いてプレゼン大会を行い、そこで順位が決まります。
「インプレッション」を取り入れた当初は、ワードの意味やカウンセリングの結果をお客さまに説明していましたが、最近はあまり行っていません。今は、カウンセリングの結果をお客さまの性格に合わせた接客に生かしています。
このカウンセリングを取り入れた当初は、すべてのお客さまに行っていました。カウンセリングの結果がわかっている常連のお客さまの中には、「いつもどおりでいわよ。わかってくれているから」という方もいますので、今は、新規のお客さまとヘアスタイルを変えたいお客さまに使っています。新規・既存にかかわらず、お客さまの本心を知ることよってヘアスタイルのアドバイスがしやすくなりました。そして、お客さまの好きなワードは会話のなかで必ず使うようにしています。
インプレッションカウンセリングをしてみると、いつもは地味なヘアスタイルにしていたのに「可愛い」にチェックしていたので、そうだったのかと思わずびっくりするようなお客さまもいます。その結果、会話のなかでも「可愛い」という言葉を使うようになり、お客さまもうれしそうに会話してくれます。今では、お客さまの本心をわからずにヘアスタイルをつくることが不安ですね。そこを外すと再来してくれませんから。
ニーズ診断アプリ「Impression」でカウンセリング|ヘア、メイク、ファッションでなりたい自分を実現
インプレッションカウンセリング結果
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